日本で言うと「リサイクルショップ」。これらのショップの裏手には「Drop off station」があり、そこで自分が要らないものを寄付することも可能。そしてそのレシートは、タックスリターンで申請ができる。
「人が要らないものを持ってくる場所」のため、アンティークのモノだけがあるわけではなく、さまざまなモノが置いてある。
非営利団体が行う場所が多く、もしビンテージモノで自分が欲しいモノに出会うとびっくりするぐらい安い値段で手に入れることができるが、その確率は少ない。
在住の人は「スリフトパトロール」と言って、さまざまなスリフトショップをハシゴして、ファイヤーキングやオールドパイレックスのアンティーク食器を探し、お手頃価格で手に入れている人もいる。
ドネーション&スリフトショップのメリット・デメリット
アンティークモールで買い物するメリット・デメリットは…
メリット
- 値段が安い(これに尽きる!)
デメリット
- お宝に出会う確率は低い
- 治安が悪い場所に店舗があることが多い

LA近郊のドネーション&スリフトショップ
大手チェーンのドネーションショップは「Goodwill」と「The Salvation Army Thrift Store」だが、2つともエリアよって値段の付け方や販売しているモノの傾向が違う。
ただし、アンティークモノを専門に扱っているショップより、断然お得に手に入ることでき、品物の入れ替えも激しい。
よって、「欲しいな」と思ったものがあれば、即決で買ったほうがよい。次回に回すと無くなっていることが多い。
Goodwill
ボストンで創設され、全米に3,300店舗以上あるアメリカ最大級のスリフトショップ。
ただし、店舗の大きさはピンキリで、ブティックのようにこじんまりとしたところもあれば、見るのが疲れるほど広い場所もある。
比較的古着が多く7割が衣料品で、雑貨品はさほど多くない。
値段が色分けされ「本日は赤タグ50%off」「本日は白タグ50%off」など、毎日何かしらの色が割引されているので、入店時にどのタグが割引かチェックしよう。
曜日によって割引のタグの色が異なるが、商品の入れ替わりも激しく、狙っているモノが次の日あることは少ないため、欲しいモノがあれば即決で購入することがおすすめ。

The Salvation Army Thrift Store
イギリス発祥の慈善団体「 The Salvation Army 」が運営するスリフトショップ「 The Salvation Army Thrift Store 」。
「Goodwill」と同様大手だが、スリフトショップ数はGoodwillほど多くない。
ここもリサイクルショップのため、裏手に自分が要らなくなった商品を寄付することが可能。
寄付したときに「レシート、プリーズ」といえば、タックスリターンで使用できるレシートとスリフトショップ内で購入するとき使える25%割引クーポンがもらえる。
サルベーションアーミーも日により割引カラーが決まっているため、入店時に色をチェックしよう。
ここも衣料品が主で、雑貨品は少ない。そして、アンティークモノは「アンティークラベル」が張られそれなりの値段を付けられていることが多い。しかし、値段を付けている人が、その価値をわかっているかいないかで、値段が変わる。

その他、LA近郊のドネーション&スリフトショップ
大手スリフトショップ以外にも、街中にはたくさんのスリフトショップが点在している。
ただし、治安があまりいい場所にないことも多いため、徒歩や暗い時間帯に行くのは避けたほうがよいだろう。