久々のパサデナ、ローズボールフリーマーケット。
前回はコロナ後フリーマーケットが再開されてすぐ訪問したが、今年は気温が上がる前に参加。
一番変化を感じたのが、入場料の支払い方法だ。
以前は、スタジオ前にブースがあり、そこでチケットを購入していたが、今はチケットブースがなくなり、すべてオンラインチケット。
行く前にウェブサイトで「Mobile eTicketのみ」と書いてあるのを見たが、eTicketは手数料がかかるため、手数料料金をケチって「現地で購入しよう」と思ったが、現場で購入は不可。
ゲート前にQRコードがあり、「買っていない人はこのサイトで購入してください」と書かれていた。
eTicketは手数料が加算されるが、さほど高くなく通常入場料$12+手数料66¢=$12.66(1人)になる。
去年は$10だったので、年々徐々に入場料金が上がっているのが気になるが、入場料が高くなっても盛況で、スタジアム周辺は渋滞。パーキングスペースを探すのも大変だった。
余談であるが、パサデナはとても暑い。よって、暑い時期に野外を歩くフリーマーケットは至難だ。
今年は涼しいため7月に訪問したが、通常は7,8月はメルトダウンしてしまう。
今のアメリカビンテージの傾向がわかるフリーマーケット
新品ではないビンテージ品は値段が決まっていない分、需要と供給によって価格が変動する。
よって、求めている人が多いビンテージ品は価格が上昇する。
昨年は、ビンテージコールマンランタン、特に200Aの価格が上昇し、アメリカでもひとつ$100~$200ほどまでなっていたが、今年はホワイトガソリンランタンの価値が落ち着き、200Aも$100前後になった。
その代わり、デイツなどのビンテージオイルランタンの価格が上昇。昔は$10ほどで買えたが、今は$50以上するものも増えた。
アンティークにも流行がある。よってちょっとした株のような感じだ。
また、出店ブースにも流行がある。
今はビンテージの絨毯が流行で、ペルシャ絨毯や南米のラグを出店している店が増えていた。
今回の戦利品
ビンテージにも流行があるが、私にも流行があり、現在、オイルランタンにちょっとハマっている。
以前行ったSwap meetで日本製のオイルランタン「Winged Wheel」を発見。しかし、家でクリーンアップしていた時にホヤを割ってしまったため、ただいま日本製のビンテージランタンが私の中でのブームだ。
今回もついつい目に行くのは、ビンテージのオイルランタン。
ビンテージ品はおもしろい!
今まで見たことないモノを発見すると興奮するし、それらがどんな歴史があるのか調べてみたくなる。
オイルランタンも然り。
EMBURY MFG COのオイルランタン
アメリカではデイツやアドレイクなどはよく見かけるが、今回初めて出会ったのがEMBURY MFG COのオイルランタンだ。
オイルランタンの魅力は、作りが簡単な故に壊れにくく、サビサビなボディでも手入れをすれば現役で使えるところだ。
今回購入したEMBURYMFGのAir Pilotも購入時は「何色?」と思うほど汚れがひどかったが、洗うとその正体が判明。
グリーンボディをオレンジ色に塗装していたモノだった。
洗浄するとボディの塗装は剥がれたが、トップ部分はオレンジ色のまま。個人的にはグリーンとオレンジのグラデーションは好きなので、コレはコレでありかな。
Winged Wheel ランタン No.500
最近私の中でのマイブームの日本製ランタン。
実は日本製のビンテージランタンがあると知ったのは最近。
そして、No.350を先日ゲットしたが、ホヤを割ってしまい…。
そんなことで、Winged Wheelのランタンが欲しいと思っていたので、見つけられてラッキーだった。
今回は大き目のNo.500。さすが日本製。ホヤの薄さは他のビンテージランタンと違い薄い。そして、本体も軽いため、持ち運びに便利だ。
Conger ランタン
オイルランタンではないが、鉄道で使われていたランタン。
デルタの鉄道ランタンはもっているが、Conger社は持っていなかったので購入。
コールマン No.530
衝動買いしたシングルストーブ。決して安くなかったけど…。
第二次世界大戦のときにミリタリー用に作られたNo.520。その出来がよかったため、その血筋を継承して一般向きに作られたのがNo.530。
レンジ付きだが、ディフューザーはロストしていた。
その他
なんだかおもしろいモノ。
1.海外向けに日本から輸出されたのらくろのカップ。底に芸者の透かし絵があるユニークなカップ。ソーサーもあるようだが、カップしかなかった。
2.ドゥーボーイのソフビ人形
ビンテージは値段が変動するところが面白い!
1年だけでもビンテージの価格は変動する。
基本的に年々上昇しているモノが多いが、「欲しい!」という人が増えると値段が急激に上がるので、ビンテージにもブームはある。
しかし、アメリカの物価上昇は日本のそれに比べるとえげつない。
「アメリカで買って日本で売って儲けよう!」と考えるのは、このご時世難しくなってきている。
ビンテージギアは自分が好きなモノを愛でながら楽しむぐらいがちょうどよいのだ。