カリフォルニアはメキシコと国境に接しており、陸繋ぎなので車や歩いて国境が渡れる場所でもある。
しかし、車や歩いて国境を渡る場合、イミグレーションが混雑しており何時間も待たされることは多々。
そんなストレスなく国境を渡れる場所が通称「CBX」(Cross Border Xpress)だ。
正確にいうと、サンディエゴとティファナ国際空港を繋いでいる橋で、サンディエゴから簡単なイミグレーションでティファナ空港から飛行機が乗れる、空港利用者のみ使用できる場所。
CBXを知るきっかけは…
2015年12月にオープンしたこのCBXを知ったのは、メキシコ旅行中。
そこで出会ったアメリカ人が「CBXを使用してティファナ空港から飛行機に乗るとメキシコ国内線の料金でメキシコが旅行できるよ」とアドバイスくれたからだった。

そのとき私はロサンゼルス空港からオアハカに来ていたが、彼らはCBXを利用してきており、片道$100しなかったといっていたので、単純に計算しても半額ほどの飛行機代。
そして、メキシコに出会うアメリカ人がみんなCBXを絶賛していたので、「次回のメキシコ旅行はCBXえを利用してみよう」と心に決めた。
CBX周辺のパーキング事情
CBXがあるのは、サンディエゴの街より東部にあるアマゾンの出荷センターなどがある工業エリア。ロサンゼルスから渋滞がなければ、2時間ほどで行くことができるが、5番フリーウェイは渋滞することが多いため、時間に余裕をもっていかなければならない。
私は、ロサンゼルスから車で移動。CBX周辺の駐車場にパーキングした。
CBXは駐車場があるが、私がウェブサイトで1週間前に確認したときはすでに満車で予約できず。

周辺のパーキング場に事前に電話で問い合わせてみたが、予約はできず繋がらないところも多々。「とりあえず数カ所目星をつけて行って考えよう」と思い、当日連絡が付いたパーキングに行ってみたが、満車で駐車できず。目星をつけていたパーキング場でようやく駐車できた。

CBX利用料を購入
CBXは便利だが、利用料が結構高い。オフシーズン、レギュラーシーズン、オンシーズンで料金が異なり、オフシーズンでも往復$34.95。ネットで購入でき、購入するとQRコードが送られてくる。このQRコードは、CBXのゲートで必要になるので、Walletに入れていつでも出せる状態にしておこう。

- CBXパーキング予約
ただし、CBXのパーキング料金は周辺に比べて高い。
お金をセーブする場合は、24時間無料送迎してくれるパーキングを選ぶのがおすすめ(ただし予約はできない)
- CBXチケット購入
ネットで事前予約可能
CBXの流れ
エアラインカウンター
サンディエゴのCBXの橋を渡る前にはエアラインのチェックインカウンターがある。ネットでチェックインしている人は必要ないが、荷物を預ける人などチェックインが必要な人は、ここで済ませる。


エアライン前に両替所があり、ここのドルからメキシコペソへの両替率はメキシコシティやオアハカよりもよいので、ここで両替するのがおすすめ。ただし、あまりペソがないことが多く、大量に両替できないことが多い。
参考
CBX:ドル→ペソ:$1=$20ペソ
メキシコシティ空港:$1=$19.5ペソ
オアハカ市内:$1=$18.5ペソ
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カスタムフォーム入力

CBXゲート前にパソコンが数台置いてあり、そこでメキシコへの滞在先などを入力プリントアウトして、カスタムフォームを作成
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CBXのゲート
CBXのチケット購入時にもらうQRコードと、ボーディングバスのQRコードをゲートでかざすと、ゲートがオープン。

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CBXの橋を渡る
ひたすら誰もいない橋を歩く。サンディエゴ側に荷物のセキュリティエリアがあるが稼働していなので、スルー。

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メキシコの入国審査
入国審査で滞在人数など簡単なことを聞かれ入国。(基本スペイン語)

飛行機を使わず徒歩や車でメキシコに入国するとき、1週間以上メキシコに滞在する場合FMM(観光ビザ)が必要になる。(7日以内は必要ない)
事前に申請もできるが、入国前にここで支払うことも可能だ。
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荷物検査
ここで初めて荷物をX線に通すが、緩い。
ティファナ空港到着

チェックインは終了しているので、ゲートに向かうのみ。私が行ったときはどこも並ぶ必要なく、サンディエゴのCBXからティファナ空港まで10分ほどで到着できた。