愛くるしい表情が特徴で、コレクターも多いフェルトのドール。
このドールはひとりの女性の夢がつまった人形だった。

アナリードールの歴史
ニューハンプシャー州で養鶏所を営むソーンダイク夫婦でしたが、そのファームが1950年前半になくなり、その場所をデザインルームとして、妻のアナリーさんが子供の頃好きだった人形作りを本格的に始動。夫のチップさんがセールスマンとなり、アナリードールが生まれました。
50~60年代は人のカタチにフォーカスしてドール作りに励んでいましたが、70年代は今のアナリードールの主軸となるさまざまな表情のマウスを販売。
80年代はクリスマスやハロウィンなどのシーズンに合わせたサンタやエルフ、動物たちが登場し、これらがコレクターアイテムとして人気に!
2002年、アナリーさんは亡くなりましたが、今も毎年さまざまドールが販売され、多くの人に愛され続けている。
アナリードールの特徴

フェルト製のアナリードールの特徴は、なんといっても愛らしい表情だ。当初、アナリーさんがフリーハンドでペイントしていたとのことですが、現在はフェルトにプリントされてる。(その顔はアナリーさんに似ているとのこと)
また、ドールの体や手足には柔らかい針金が入っており、好きなポーズにカタチを変えることができる。
年代はどうやったらわかる?

1955年から作られてきたアナリードール。しかし、毎年デザインが異なり、それ故にコレクターは世界中にいる。
今でも新デザインのモノが販売されているが、ビンテージのモノも人気がり、アンティークショップなどで販売されている。
このドールの年代は「ラベルを見る」ことでわかるモノもあるが、すべてそれでわかるわけではない。